【患者さんへ】PSMA標的放射線内用療法
プルヴィクトによる前立腺がん治療
当院ではプルヴィクト®静注(ノバルティスファーマ株式会社)(以下プルヴィクト)を用いた前立腺がんの治療を2026年2月より開始いたしました。プルヴィクトは、前立腺がん細胞を標的として放射線を届ける「放射性リガンド療法」に用いられる新しい治療薬です。前立腺がん細胞に結合する薬剤に放射性物質(ルテチウム-177)を組み合わせることで、体の内側からがん細胞を攻撃します。
プルヴィクトによる放射性リガンド療法とは
通常の放射線外照射療法(体の外から放射線を当てる治療)とは異なり、薬を静脈から注射し、薬が体の中で放射線を出してがん細胞を攻撃する治療です。
プルヴィクトは、前立腺がん細胞の表面に多く見られる目印「PSMA(ピー・エス・エム・エー)」に結合する薬(リガンド)に、放射性物質(ルテチウムLu-177)が結びついたものです。
この薬はおもにPSMAを持つ前立腺がん細胞に結合し、結合した近くで放射線(ベータ線)を出してがん細胞を壊します。正常な組織への影響をできるだけ抑えながら、がん細胞を標的として治療することを目的としています。(まったく影響がないわけではありません)。
放射線が届く範囲は非常に短く、主にがん細胞の周囲で作用します。

ノバルティス社(プルヴィクト静注による治療を受ける患者さんとご家族の方への図を抜粋)
プルヴィクトは、前立腺がん細胞の表面に多く見られる目印「PSMA(ピー・エス・エム・エー)」に結合する薬(リガンド)に、放射性物質(ルテチウムLu-177)が結びついたものです。
この薬はおもにPSMAを持つ前立腺がん細胞に結合し、結合した近くで放射線(ベータ線)を出してがん細胞を壊します。正常な組織への影響をできるだけ抑えながら、がん細胞を標的として治療することを目的としています。(まったく影響がないわけではありません)。
放射線が届く範囲は非常に短く、主にがん細胞の周囲で作用します。

ノバルティス社(プルヴィクト静注による治療を受ける患者さんとご家族の方への図を抜粋)
どのような効果が期待できるか
海外の大規模な臨床試験では、プルヴィクト治療により病気の進行を遅らせたり、生存期間を延長したりする効果が報告されています。ただし、すべての患者さんに同じ効果が得られるわけではありません。
プルヴィクト治療の対象となる方
対象は、前立腺がんが骨やリンパ節、他の臓器に広がっており、ホルモン治療を続けても病気が進行した方です(転移性去勢抵抗性前立腺がん)。
事前に「PSMA-PET検査」を行い、がん細胞にPSMAという目印があることを確認します。また、これまでの治療歴として、次のいずれかに当てはまる方が対象です。
(1) 前立腺がんに対するホルモン治療薬(ARSI)を1種類使用し、化学療法(抗がん剤治療)は未実施の方
(2) 前立腺がんに対するホルモン治療薬(ARSI)を使用し、さらに化学療法(抗がん剤治療)も受けた方
※これまで受けた治療内容によって適応が異なるため、詳しくは担当医が判断します。
※全身状態や血液検査、腎機能などを総合的に評価し、治療の安全性を確認した上で適応を判断します。
※放射線安全管理のため、入院中や退院後に日常生活をご自身である程度行える方が対象となります。
※治療には待機期間が生じている場合があり、この場合原則として、他に治療法のない方を優先させていただいています。
事前に「PSMA-PET検査」を行い、がん細胞にPSMAという目印があることを確認します。また、これまでの治療歴として、次のいずれかに当てはまる方が対象です。
(1) 前立腺がんに対するホルモン治療薬(ARSI)を1種類使用し、化学療法(抗がん剤治療)は未実施の方
(2) 前立腺がんに対するホルモン治療薬(ARSI)を使用し、さらに化学療法(抗がん剤治療)も受けた方
※これまで受けた治療内容によって適応が異なるため、詳しくは担当医が判断します。
※全身状態や血液検査、腎機能などを総合的に評価し、治療の安全性を確認した上で適応を判断します。
※放射線安全管理のため、入院中や退院後に日常生活をご自身である程度行える方が対象となります。
※治療には待機期間が生じている場合があり、この場合原則として、他に治療法のない方を優先させていただいています。
プルヴィクトによる治療のスケジュール
プルヴィクトは、6週間ごとに1回、最大6回注射します。プルヴィクトは放射性物質を用いる治療のため、法律で定められた専用病室で治療を行います。そのため、各回の投与時には数日間の入院が必要です。すべての治療期間は、約8か月間です。

ノバルティス社(プルヴィクト静注による治療を受ける患者さんとご家族の方への図を抜粋)

ノバルティス社(プルヴィクト静注による治療を受ける患者さんとご家族の方への図を抜粋)
副作用について
主な副作用として以下が報告されています。
・倦怠感(だるさ)
・口渇(口の渇き)
・悪心(吐き気)、食欲低下
・血球減少(貧血、白血球減少、血小板減少)
・腎機能障害
・まれに重篤な血球減少や腎機能障害がみられることがあります。
※多くは軽度~中等度ですが、定期的な血液検査で安全管理を行います。
・倦怠感(だるさ)
・口渇(口の渇き)
・悪心(吐き気)、食欲低下
・血球減少(貧血、白血球減少、血小板減少)
・腎機能障害
・まれに重篤な血球減少や腎機能障害がみられることがあります。
※多くは軽度~中等度ですが、定期的な血液検査で安全管理を行います。
受診・相談方法
プルヴィクト治療をご希望の方は、まず現在の主治医にご相談ください。当院での診療を希望される場合は、主治医を通じてご紹介をお願いいたします。その際は、事前にPSMA PET検査を受けていただき、PSMA陽性であることを確認したうえでご紹介をお願いいたします。
患者さん個人からのご予約は受け付けておりません。
患者さん個人からのご予約は受け付けておりません。
医療機関からのWEB・FAX予約について
*受診後、治療の適応は診察や検査結果をふまえて医師が総合的に判断します。
*本治療に対応した病室が限られるため、本治療の適応がある場合でも、治療開始までお待ちいただくことがあります。
*本治療に対応した病室が限られるため、本治療の適応がある場合でも、治療開始までお待ちいただくことがあります。







