診療科の特色
当センターでは、腎臓病トータルケアを目的としたサポートチーム(チームキドニー:Team Kidney)を立ち上げ、医師はもとより、看護師、臨床工学技士、薬剤師および管理栄養士によるチーム医療を行っており、定期的なカンファレンスによる情報交換を行いながら、患者さん一人一人に適した診療を実践しています。
2015年に開始した腎代替療法選択説明外来は、さまざまなステージの慢性腎臓病の患者さんに血液透析・腹膜透析・腎移植について説明しています。
患者さんの腎機能が悪化した場合には、診療情報にとどまらず、患者さんの生活や家族背景などを含む総合的な情報に基づき、ライフスタイルにあった治療について適切な時点で提案しています。
特に、2018年4月から当院は腎移植施設認定をうけ、積極的に生体腎移植にも取り組んでいます。腎代替療法のうち腎移植について詳しくお聞きになりたい方は、常勤の移植コーディネーターや、移植医(泌尿器科医)の説明などを受けることができます。
また腹膜透析を導入する患者さんも増え、かかりつけ医の先生方ならびに訪問看護ステーションとも連携をとりながら診療を行っております。
さらに、潰瘍性大腸炎・クローン病など炎症性腸疾患に対する血球除去療法や、リウマチ、SLEなどの自己免疫疾患、類天疱瘡などの患者さんに対する血漿交換療法・免疫吸着療法など他科診療のサポートをさせていただいております。