診療科の特色
関節リウマチや全身性エリテマトーデスを始めとした膠原病などを広くリウマチ性疾患と呼びます。関節や筋肉の痛みで気づかれることの多い病気ですが、それにとどまらず皮膚、脳神経、肺、心、腎、腸管などの内臓一般と様々な部位に障害を来す可能性のある病気です。
また、同時に内蔵の既存の病変の程度を考慮しながら治療にあたらなければ、重篤な副作用を招く結果となることも稀ではありません。従って、リウマチ性疾患の治療に当たっては、全身の病変の評価を艦みることが是非とも必要となります。
この領域では、近年画期的な薬剤が開発され多くの方々に福音となっていますが、同時にその薬剤による副作用を如何に防ぐかという視点も重要です。当科では、全身の評価を行いながら、同時にまた患者さん御一人御一人の病態はもちろんニーズにもできるだけ即したベストの治療を選択実行することを心がけています。