膠原病・リウマチ科

診療科からのお知らせ

診療科の特色

 関節リウマチや全身性エリテマトーデスを始めとした膠原病などを広くリウマチ性疾患と呼びます。関節や筋肉の痛みで気づかれることの多い病気ですが、それにとどまらず皮膚、脳神経、肺、心、腎、腸管などの内臓一般と様々な部位に障害を来す可能性のある病気です。

 また、同時に内蔵の既存の病変の程度を考慮しながら治療にあたらなければ、重篤な副作用を招く結果となることも稀ではありません。従って、リウマチ性疾患の治療に当たっては、全身の病変の評価を艦みることが是非とも必要となります。

 この領域では、近年画期的な薬剤が開発され多くの方々に福音となっていますが、同時にその薬剤による副作用を如何に防ぐかという視点も重要です。当科では、全身の評価を行いながら、同時にまた患者さん御一人御一人の病態はもちろんニーズにもできるだけ即したベストの治療を選択実行することを心がけています。

診療内容(対象疾患)

 関節リウマチ(慢性関節リウマチ)、全身性エリテマトーデス、全身性強皮症(全身皮膚硬化型強皮症、限局皮膚硬化型強皮症)、多発筋炎、皮膚筋炎、混合性結合組織病、シェーグレン症候群、抗リン脂質抗体症候群、ベーチェット病、大動脈炎、側頭動脈炎、高安動脈炎、後腹膜線維症、血管炎(多発血管炎、顕微鏡的多発血管炎、結節性多発動脈炎、アレルギー性肉芽腫性血管炎、大動脈炎、側頭動脈炎、肉芽腫性血管炎、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症、ウェゲナー肉芽腫症、ヘノッホシェーンライン紫斑病、チャーグストラウス症候群、クリオグロブリン血症、コーガン症候群)、リウマチ性多発筋痛症、悪性関節リウマチ、ウェーバークリスチャン病、成人発症スティル病、再発性多発軟骨炎、血清反応陰性脊椎関節症、強直性脊椎炎、ライター症候群、反応性関節炎、ミクリッツ病、IgG4関連疾患、好酸球増多症候群、痛風、偽痛風、サルコイドーシス、RS3PE、反射性交感神経性ジストロフィー(RSD)、複合性局所疼痛症候群(CRPS)、回帰性リウマチ、周期性発熱、SAPHO症候群、掌蹠膿疱症、色素性絨毛結節性滑膜炎 (PVS)、乾癬性関節炎、自己免疫疾患

教育認定・学会等認定施設

  • 日本リウマチ学会教育施設

診療実績(2022年度)

 外来延患者数3,756名、新患者数40名、入院延患者数1,847名、新入院患者数48名となっています。

地域医療機関の先生方へ

診断について

リウマチ性疾患には、症状が似ながらも多様な疾患概念が存在し、かつ「undifferentiated (鑑別不能)」と冠されるような、どの疾患概念もみたさない病態があったり極めて複雑です。もしお迷いになることがあればご相談いただければ幸いです。

治療について

リウマチ性疾患の治療においては重篤な副作用が出現する頻度が高く、また薬剤の効果発現が緩除の場合があり、治療薬剤の至適量への増量など治療方針決定に数ヶ月以上要することが珍しくありません。従って、その期間も副作用チェックなどでご協力頂ければ幸いです。

  • 山川 範之 副部長
    担当・専門分野 リウマチ性疾患(膠原病・リウマチ)
    資格など 日本リウマチ学会専門医

    日本リウマチ学会指導医

    日本内科学会認定医

    日本内科学会総合内科専門医

    日本リウマチ学会登録ソノグラファー
  • 久保 研一郎 医長
    担当・専門分野 リウマチ性疾患(膠原病・リウマチ)
    資格など 日本リウマチ学会専門医

    日本内科学会認定内科医

    日本内科学会総合内科専門医

    日本リウマチ学会登録ソノグラファー
  • 三﨑 義堅 顧問
    担当・専門分野 リウマチ性疾患(膠原病・リウマチ)

    アレルギー性疾患
    資格など 日本リウマチ学会専門医

    日本リウマチ学会指導医

    日本温泉気候物理医学会温泉療法医

    日本アレルギー学会専門医

    日本内科学会認定総合内科専門医

外来担当医表

1診 午前 三崎 山川 三崎 三崎
午後 山川 山川
2診 午前 (交替)
午後 久保 久保

休診・代診情報

  • 休診代診情報はありません。
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