診療科の特色
地域の総合病院の精神科として、幅広いニーズに応えてきました。ただ、当院には精神科病床がないため、入院治療を要する場合は精神科病院にご紹介しています。
近年は入院される方々の年齢が上がり、認知症やせん妄への対応が急増しています。一方、地域にも数多くの「メンタルクリニック」「心療内科」が新設され、多くの方々はこれらの診療所に通院されるようになっています。
このような背景のもと、高度・急性期医療を担う総合病院では、次のような役割を果たすことが期待されています。
(1)身体疾患で入院・通院中の方の精神疾患の治療
(2)認知症の診断と初期治療(画像検査を必要とする)
(3)児童および妊産婦の診断・治療(心理検査や諸機関との連携を必要とする)
これらの役割に注力するため、かかりつけ医の先生方や精神科の病院・クリニックとの連携をさらに強化していきたいと考えています。