診療科の特色
令和2 年度の調査によると、全国で精神科に入院・通院している方は615 万人です。日本人の20 人に1 人は精神科に入院・通院している計算になります。さらに、精神疾患がありながら受診していない方も数多くいると推測されています。
高度・急性期治療を担う総合病院の精神科に期待される役割として、
(1)身体疾患で入院・通院中の方の精神疾患の治療
(2)認知症の診断と初期治療
(3)児童および妊産婦の診断・治療
が挙げられます。たとえば、近年は高齢化に伴い、病棟でせん妄・認知症への対応を求められるケースが急増しています。
精神科病院や精神科診療所(メンタルクリニック)と役割を分担し、訪問看護、介護サービス、行政などと協働しながら質の高い医療を提供することで、総合病院精神科としての役割を十分に果たしていきたいと考えています。







