診療科の特色
泌尿器科の手術は経尿道的内視鏡・腹腔鏡を用いた低侵襲手術が中心です。泌尿器癌の手術(経尿道的膀胱腫瘍切除を除く)では、9割以上を腹腔鏡で行っています。
2018年6月からはダヴィンチ最新機種によるロボット支援手術を導入しました。スタッフ全員がロボット支援手術の資格を取得し、前立腺全摘術だけでなく、腎部分切除術、膀胱全摘術もロボット支援下に行っています。尿路結石の手術では、レーザーと超細径尿管鏡で術前後ステントフリーを目指しています。
他の診療科との積極的な連携も行っています。放射線治療科および放射線診断科とのコラボで行うラジウム-223内照射治療や、腫瘍内科を中心とした免疫療法の対策チームの指導をうけながら行う免疫療法も行っています。
これまで同様、多職種とのチーム医療にも尽力しています。「排尿ケアチーム」では、診療科横断的に適応をひろげ、院内での排尿自立を目指しています。また、地域医療福祉連携室のスタッフとともに行う前立腺癌地域連携パス運用も順調です。地域の先生方のご協力に御礼申し上げます。
2020年秋から開始した生体腎移植は2023年6月現在、累計17例実施し、良好な経過をたどっています。京都市近郊の一般病院では、当院が初めての腎移植実施施設となります。