診療科の特色
“地域医療の中心を担う”という病院の理念のもと、京都桂病院外科に求められ、また、当外科スタッフが目標としている外科とは、“あらゆる外科治療、手術において現時点で最良と考えられる治療を提供すること”であると考えています。
当院外科には、近辺地域だけでなく、大阪府近郊や京都北部など広範囲の周辺地域から様々な外科疾患の患者さんが受診されます。したがって、1つの領域、1つの手術法、1つの手技に片寄ることなく、消化器外科、一般外科、肛門外科、小児外科など、すべての外科領域において、最高の外科医であることを目標に日々努力し、診療にあたっております。
また、手術件数の多い消化器疾患に関しては、本院消化器センターが稼働し10年以上の歳月を経て、充実した集学的治療が行えるようになりました。消化器疾患の治療においては、毎週行われる消化器症例検討会にて、消化器内科、外科、病理、放射線科と合同で疾患の治療方針を討議、決定し、手術症例に関しても術前術後の両期間を含めた効率的な集学的治療を施行しております。こうした治療内容の拡充の結果、胃癌、大腸癌の手術件数は京都府内においても有数の件数を誇るまでになりました。
手術法に関しても、最新の腹腔鏡手術は言うに及ばず、鼠径ヘルニアや痔疾患に関しても、日々更新されていく最新の手術治療を提供しております。また、急性腹症(腹膜炎)や腹部外傷などの緊急、救急疾患に対しても、即座に手術対応が可能な体制で臨んでいます。