一般撮影(X線撮影)

一般撮影(X線撮影)とは

レントゲン(X線)撮影とも呼ばれX線を使用して体の中の状態を把握する検査です。

主に胸・腹部や骨、関節の検査を行います。胸部撮影では呼吸器や循環器の疾患、腹部の撮影では消化器疾患や尿路結石などの診断に用いられます。骨、関節の検査では骨折の有無や関節の状態を把握できます。

一部を除き、一般撮影はCTやMRIと比べて検査時間が短く簡便であり、医師に迅速な画像情報を提供することができます。
また撮影した画像からは多くの情報が得られ、CTに比べて被ばくが少ないことから、画像検査で重要な役割を担っています。

放射線(X線)による微量な被ばくがありますが、人体に影響のない線量で撮影していますので安心して検査を受けて下さい。

撮影時の注意事項

衣服や下着などの金属やプラスチック、プリントなどは診断の妨げになる可能性がありますので更衣をお願いすることがあります。 また湿布・カイロ・エレキバンなども外していただく場合があります。

当院の一般撮影

2023年1月より、すべての撮影室がFPD(フラット パネル ディテクタ)システムに更新されました。

これにより、さらなる被ばくの低下と、高画質の画像を提供することが可能となりました。

当院では外来棟に5室、B棟に2室一般撮影室装置を導入しています。

基本的に外来棟では外来患者様を中心に、B棟では救急外来患者様と入院患者様を中心に撮影をしています。

また移動型のX線撮影装置(ポータブル装置)を4台導入しています。

ポータブル装置もFPD型撮影装置を搭載しており、撮影後にその場で画像を確認することができます。主に救急室や病棟で使用しています。

一般撮影システム(島津製作所製)

MobileArt Evolution(島津製作所) FUJIFILM DR CALNEO AQRO(富士フィルム)

回診用X線撮影装置





胸部X線撮影

腹部X線撮影

骨密度測定

X線を使用して骨に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分を分析し骨密度として測定する検査です。骨密度は骨の強さを判定する指標であり、骨粗しょう症の診断などに用いられます。骨密度の測定はいくつかの方法がありますが、当院ではDEXA法を用いて、腰椎、大腿骨頚部の測定を行います。

骨密度診断測定装置(GE PRODIGI)


ESWL(体外衝撃波結石破砕)

X線と衝撃波を使用して腎臓や尿管などにできた結石を破砕します。粉砕した結石は尿と一緒に排泄されます。体に傷をつけることなく結石を除去でいるため体の負担が少ない治療法です。

結石粉砕装置(ドルニエ DELTAⅡ)
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