血管撮影・Cアーム
血管撮影装置(IVR:Interventional Radiology)とは
X線透視やCT・超音波など画像診断装置を用いて、体内にカテーテルという細い管を挿入し、目的の血管に造影剤というX線で見える薬を注入しながら撮影を行い検査・治療を行うものです。
当院のIVR
当院では天井走行式Cアームシステムに、X線CT装置を組み合わせたIVR-CT装置と、バイプレーン血管撮影装置の2台を導入しています。主に悪性腫瘍、血管性病変、出血、生検などの血管系・非血管系インターベンション手技を行っています。 バイプレーン血管撮影装置は2017年に脳血管専用装置として導入され、24時間365日急性期脳卒中血管内治療に対応しています。

IVR-CT装置(CANON社製)

肝動脈化学塞栓療法(TACE)

気管支動脈塞栓術(BAE)

CTガイド下肺生検
主な用途
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肝動脈化学塞栓療法(TACE)
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消化管出血に対して動脈塞栓術(TAE)
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喀血に対して血管塞栓術(BAE)
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バルーン閉塞下逆行性経静脈的塞栓術(BRTO)
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リンパ管造影
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リザーバー留置術
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CTガイド下生検
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非血管系IVR(PTCD、ドレーン造影など)

バイプレーン血管撮影装置「AlluraClarityFD20/15」(PHILIPS社製)

脳血栓回収術

脳動脈瘤コイル塞栓術
主な用途
- 脳血管血栓回収術
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脳動脈瘤、脳動静脈奇形塞栓術
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頚動脈ステント術(CAS)など
移動型外科用X線TV装置(Cアーム)
Cアームとは、透視機能をもち、可動性がある装置です。性能自体はX線TVとほとんど変わりませんが、可動性がよく主に手術室で使用されています。
当院のCアーム
2023年2月に、DSA撮影機能付きのCアームが導入されました。
これにより、画質の向上と被ばくの低減が可能となりました。
当院では4台のCアーム装置を導入しています。(GE社製・SIEMENS社製・島津社製)
主に整形外科・泌尿器領域において手術中の透視・撮影で使用します。
また心臓外科領域における動脈瘤や大動脈解離などの治療(胸部・腹部大動脈ステントグラフト内挿術)にも使用しています。

Cアーム装置(Cios Alpha)(SIEMENSE Healthineers)

腹部大動脈瘤ステント留置術

腰椎前方後方固定術