救急科

男性医師の育休③ 1か月で訪れた大ピンチ!

こんにちは、救急科のKです。

超スローペースで育休体験記をお届けしています。

 

さて、前回男性医師の育休② 新生児のお世話!はヘトヘトだった新生児期のお話でした。

1か月を過ぎ、お宮参りを済ませる頃にはだんだんとリズムをつかんできて、

おくるみで包んで寝かしつける技を身につけ、

一緒にお昼寝もできるようになりました。

 

この頃の悩みは母乳育児がなかなか軌道に乗らなかったことで、

母乳外来に通ったり食生活を見直したりし、

頻回授乳で更に寝不足になりやすかったので、

昼寝ができるのは本当にありがたいことでした。

そんなとある平日、

いつもどおり10時に授乳をし、

ぐっすり眠ってこれ幸いと大人も昼寝をしていました。

13時頃にそろそろ授乳かなと様子をみるとまだ眠っていたので、

もうちょっと昼寝できる!ラッキー!と思い休んでいましたが、

14時になっても泣かないので起こしてみると

なんと39.8℃の熱が!!!

 

普段救急医療に携わっていても、生後1か月の我が子の発熱は慌てました。

救急車を呼んだり救急外来に駆け込んだりする状態ではないことはわかったので、

受診の準備をする間にミルクを与えてみましたが非常に飲みが弱い。

もし育休を取っておらず、家に妻ひとり、あるいは僕ひとりだったら

相当心細かったと思います。

 

まだ予防接種も始まっていないのでかかりつけの小児科はありませんでしたが、

自宅近くの小児科クリニックに連絡すると二つ返事で診ていただくことができ、

病院に紹介され入院となりました。

 

付き添い必須だったのでその日は僕がそのまま泊まりました。

新生児期からずっと一緒にいたので、

息子と二人で泊まるとなってもお世話は余裕でしたが、

これが育休をとってなくて少しだけ妻の手伝いをくらいの関わりだった場合、

付き添いは苦労したと思います。

 

子はしんどそうで心配でかわいそうだし、

不機嫌で全然寝なくて親も寝られないし、

とにかく辛い時間でした。

24時間毎に妻と交代で付き添って無事1週間で退院になりました。

退院した次の日が生後2か月でした。

2か月というと、女性の産後休暇が終わり早い人で職場復帰するタイミングですが、

我が家はもう少しゆっくりお休みを頂きました。

(全然ゆっくりはできませんでしたが・・・つづく)

桂病院救急科は、男女問わず子育てとの両立を応援しています。

男性医師も育休を取れる職場の見学をご希望の方は、

2025年度救急科医師大募集!をご参照ください。

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