産婦人科

総合病院で安全・安心な出産を

2018/04/01

総合病院で安全・安心な出産を

京都桂病院では地域の中核病院として、お産の分野でも皆様のサポートを続けてまいります。今回は当院での分娩の特徴について紹介します。

 京都桂病院産婦人科はおもに5名の産婦人科常勤医(内4名は産婦人科専門医〈女性3名含む〉)で診療にあたっています。当院でのお産は総合病院である強みを生かして、さまざまな合併症を持つ妊婦さんにも安心して出産していただけるよう、各科との連携を密にしております。妊婦さんの合併症は甲状腺の異常や、糖尿病、膠原病のほか、消化器疾患、精神疾患などいろいろ多岐にわたりますが、それぞれの専門医師とともに妊娠・分娩が無事に進むように協力して診療にあたります。また出生直後の赤ちゃんに異常がみられたときは常勤小児科医師による診察をうけていただきます。

 京都桂病院の分娩の方針は自然分娩を基本としております。できるだけ分娩の自然な経過を観察し、必要なときのみ陣痛促進剤などを使用するようにしています。もし帝王切開が必要となったときも専任のスタッフのいる手術室で安全に帝王切開を行います。緊急時には画像検査を行うレントゲン技師や、血液検査、輸血の準備などを行う検査技師が24時間いつでも対応し産科診療を支えています。

 産後のサービスの面でも力を入れております。当院栄養科の協力により、栄養面を考えた上で、美味しくて見た目にも楽しい産後食を提供しております(詳しくは「京都桂病院 産科」のインスタグラムをご覧下さい)。産後入院中にはその他に病棟薬剤師より赤ちゃんが今後受けることとなるワクチンの説明を行います。わかりにくいワクチン接種について初めてのお母さんにも理解していただけるようわかりやすく解説いたします。また分娩後は乳腺のトラブルをもつお母さんも多いのですが、助産師による乳房マッサージを入院中、あるいは退院後も受けていただくことができます。

 以上当院では多種・多様な専門性を持った多くのスタッフが妊婦さんに関わり安全な妊娠、分娩をサポートします。多くの妊婦さんが当院産婦人科に来ていただけるよう今後も努めてまいります。
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