健康管理センター

人間ドックのご案内

2023/08/01

WHOの報告によれば日本人の平均寿命は男女合わせて84.3歳と世界で最も長く、最近では「人生100年時代」と言われています。
しかし、「健康寿命」(日常生活動作が自立し、健康で過ごせる期間)」は平均寿命よりも短く男性:72.14歳、女性:74.79歳と10年程度短くなります。厚生労働省は国民の誰もがより長く、元気に活躍できて、全ての世代が安心できる「全世代型社会保障」の実現のため、2040年までに「健康寿命」を男女とも2016年と比べて3年以上のばし、75歳以上とするという目標「健康寿命延伸プラン」を掲げています。「人間ドック」で定期的に健康状態を評価することは、疾病予防、病気の早期発見、さらに早期治療に繋がり「健康寿命」伸ばす手段の一つになると思います。

京都桂病院 健康管理センターでは「人間ドック」で皆様の健康状態と生活習慣を点検し、健康管理の習慣を身につけて頂き、「健康寿命」を延ばすお手伝いをさせて頂きます。

 「人間ドック」は人間ドック認定指定医、専従看護師、専従事務員のいる独立した部門を備えており、その内容は関係学会・団体の基準に合致した項目で行い、胃カメラ、胸部X線、心電図、眼底検査、マンモグラフィーの診断はそれぞれの専門医が行っています。

 通常のドックの他に脳卒中の早期発見を目的とした脳MRI、MRA(脳血管撮影)を行うコースや女性特有の疾患である乳がんや子宮頸がんなどの早期発見を目的とした「レディースドック」のコースもあります。

 「人間ドック」を受けられた結果、何らかの異常が見つかった場合、栄養指導などの保健指導を行い、また追跡検査が必要な方には受診時期を手紙でお知らせします。当院での精密検査、追跡検査や治療をご希望の場合は当健康管理センターが検査予約や外来の受診手続きをご案内いたします。

 「人間ドック」は40歳以上から受けることが推奨されています。将来の自分のために受診を検討されてはいかがでしょうか。

健康管理センター所長(血液内科・輸血部 顧問 兼務) 森口 寿徳

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