救急科専門研修基幹プログラム
気付けば2024年も残り2ヶ月を切りました。
あっという間に月日が過ぎ、自分が年取っていくのを日々感じるTです。
まずは次年度の臨床研修医も無事に5名フルマッチ!
熱意ある研修医が来てくれそうなので、
次年度一緒に働けることを楽しみにしています。
卒試、国試に必ず受かるように!
今回は、専門医関連でアピールです。
当院は今年度より専門医機構認定集中治療専門医認定施設となりましたが、
それに加えて次年度より救急科専門医基幹プログラム施設認定を受けました!
京都は今のところ府内にある2大学を含む
7つの救命救急センターのみ基幹プログラムを持っていましたが、
当院は救命センター以外で唯一プログラムを持つ施設となります。
【当院の特徴】
当院は545床、30診療科を要する総合病院で、
京都市西京区・右京区・乙訓地域・亀岡市を中心とした地域の基幹病院です。
他に500床規模の総合病院が周囲に無いため、
救急だけでなく各専門科のニーズも地域の中で非常に高い病院です。
救急車台数は年間約6000台(2023年度は5972台)の受け入れを行っており、
京都市西京区・右京区・乙訓地域・京都府中部広域では、
最も救急車を受け入れています。
コロナ禍であるにも関わらず年々受入件数も大幅に増加しており、
今年度も昨年度を上回る年間6000台以上のペースで救急車搬入があり、
地域の中で救急医療のニーズが高まる一方です。
【業務内容】
当院で勤務する場合の業務内容として、下記3点をお願いしています。
・ERのWalk in~重症搬入患者の初期対応
・ICU・HCUの全身管理(他科から当科管理を希望された患者を含む)
・救急科主科の一般病棟業務(薬物中毒、多発外傷後、割振り困難な敗血症後等)
IVRや手術に関しては希望者のみで、強制ではありませんが、
専攻医には積極的に症例経験を積んでもらうようにします。
手技に関しても幅広い対応を行っています。
外傷IVR・体幹部部手術が必要な患者は救急科で対応し、
外科と連携しながらAcute Care Surgeryにも
救急科内の外科専門医の資格を持つスタッフで少しずつ取り掛かっています。
四肢のコンパートメント症候群の減張切開、
壊死性筋膜炎のデブリドマンも救急科で行い、
形成外科と協力してVAC、植皮を行っています。
院内急変対応システムも救急科スタッフが中心となって、
ER・ICUの看護師と共に院内の各現場に急変対応に向かい、
必要時当科が中心となってICUでの全身管理を行います。
【臨床業務以外の研修内容】
当院で開催する年に3回のICLSにファシリテーターとして参加してもらいます。
JATEC、JPTECも未受講の場合は、院内規定に従って出張業務で受講してもらいます。
また、院内救急集中治療関連の学習会を豊富に行っているため、
積極的に参加して、標準的医療を学んでもらいます。
学会発表、論文作成もプログラムを修了するために最低限行ってもらい、
本人の希望、姿勢に合わせて柔軟に対応します。
【連携病院】
救急医療は病院によって文化・システムが全く異なります。
そのため、色々な病院での研修を経験し、
自分はどのような救急医になりたいかを考えながら修練してもらいます。
色々な文化とシステムがあることを知り、
柔軟な考え、発想を持ち、どんな病院でも救急医として
適応できるようになってもらうことを目指してもらいます。
現在6病院と連携しています。今後専攻医のニーズに合わせて連携病院を増やしていきます。
専攻医のニーズに合わせて1年から1年半の連携病院で研修してもらいます。
学術的なこと、集中治療を学びたいなら、京都大学医学部附属病院、京都医療センター。
プレホスピタルを学びたいなら公立豊岡病院、済生会滋賀県病院。
外傷外科を学びたいならそれに加えて健和会大手町病院、京都第二赤十字病院。
どこも当院とは異なったやり甲斐のある救急研修病院です。
【サブスペシャリティ研修】
救急科専門医プログラムを終えたらそのまま連続して、
当院で専門医機構認定集中治療専門医プログラムを研修することが可能です。
【当科のスタンス】
京都桂病院救急科は以下の6つの事項を大切にします。
・プロフェッショナリズム
・全員医療
・多数精鋭
・家族を大事に
・ポジティブシンキング
・病だけでなく人をみる
救急医療という荒野に身を置いて闘うことに誇りを持ち、
一人だけが秀でるのではなく、全員の力で標準化した医療を提供することができ、
患者だけでなくスタッフの家族を大切にしながら、
色々な困難・理不尽に対してもチームでポジティブに考え、
専門医療に焦点が当たりがちな急性期総合病院の中で、
全身、価値観、生活背景、家族を総合的にみて、
仕事をすることを目標としています。
【当科のミッション】
地域の基幹病院として院内外の期待に応えられる
救急医療・集中治療を提供することを目指します。
現場業務だけでなく、教育・学術活動・地域貢献の視点も含めて、
患者・職員・病院・地域のニーズに応えることを目指します。
【待遇】
給与は院内規定に基づきます。
主治医制ではなくチーム制で患者を受け持つことを原則とし、
当直明け保障はもちろんのこと、ご家族等との大事なイベント
(学校等のイベントだけでなく結婚記念日等も含めて)も
極力優先して積極的に休暇取得してもらうことを促します。
有給休暇は全て消化するように取得してもらうこととしています。
【今年度の当科のスタッフ体制】
新棟が完成し、現在救急科スタッフは
2015年に1人だったのが、常勤12名まで増えて
現場での活動範囲を広げています。
現在のスタッフの主な資格として、
救急科専門医6名、外科専門医4名、
集中治療専門医2名、
脳神経外科専門医1名、
と多種多様です(重複含む)。
救急科内の雰囲気は非常に良いと院内の自他共に認めています。
和気藹々とカンファレンスや日々の診療を行い、
重症対応の時は、ピシッとOne Teamで動けるように努めています。
【その他のアピールポイント】
京都桂病院は立地の良さも特徴です。
阪急線最寄りの桂駅は阪急特急が停車し、
京都市街地である河原町・烏丸まで10分弱、
大阪梅田まで40分弱と超便利です。
JR最寄りの桂川駅も京都駅まで6分なので、
新幹線アクセスも超便利です。
7時台から20時台まで阪急桂駅、JR桂川駅と病院間の
無料送迎バスもありますので、電車通勤も便利です。
そして京都の街中は景観のために、高速道路がありませんが、
当院の西側に高速インターもあり、車での遠方移動にも困りません。
また、嵐山、太秦、松尾大社、長岡天満宮等の
京都西側の有名観光スポットも近いため、
時間の空いた時の観光地巡りも楽しめます。
他の詳細に関しては、救急科専門医プログラムHPも参考にして下さい。
少しでもご興味を持って頂けたら、
下記のメールアドレスにご連絡頂き、一度見学にお越し下さい。
皆様からのご連絡、ご応募お待ちしております!!
連絡先:
京都桂病院 救急科部長
寺坂 勇亮
Email: terasakaアットマークkatsura.com
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