救急科

救急科体制のご紹介

2023/02/01

2022年12月に新病棟が完成し、1月より各部門が順次稼働し出しました。新棟は1階のER(救急外来)部門・放射線部門、2回の内視鏡センター・増設された手術室、3階のICU/HCU/SCUからなります。今回は、その新棟のER部門とICU/HCU部門の管理を主に担う、救急科体制に関してご紹介します。

ER部門は救急外来に受診される患者さん全ての初期対応を行います。
初期対応として、問診診察・検査・重症の場合は同時に蘇生対応を行い、必要に応じて専門家と連携して治療を行います。循環器科や産科疾患であることが予めわかっている場合は、初期対応から該当科に対応していただくこともあります。重症の患者さんがきた場合は、緊急の蘇生行為を迅速かつ優先的に行います。地域の期待も大きく年々救急搬送件数だけでなく緊急重症入院患者数も増加の一途を辿っています。今年度も年間救急搬送件数が5000台以上を超えることが確実な状況です。

ICU/HCU部門は、外科系患者の大手術後、救急外来や一般病棟患者の急性呼吸不全・ショック等の重傷病態の集中治療管理を行います。多くの医療機器や薬剤を用いながら重症患者の超急性期対応を担います。また病棟急変があった場合の応援チームとしても活動していきます。

新棟が完成したことによって、今まで以上に重症患者の対応が初期診療から入院管理まで円滑に対応可能な環境、体制になっていく予定です。
2015年に現行の救急科が立ち上がってから、医師スタッフも当初1名のみであったのが2023年1月現在、常勤医師スタッフ7名まで増員されました。これから地域医療の中で超急性期・急性期医療をさらに強化していくことを目指している京都桂病院において救急科もその使命を全うできるように更に体制を充実化していきます。
”地域に京都桂病院があって良かった”とこれからも思ってもらえるように、救急科スタッフ一同、新棟が稼働したことでより一層励んでいきますのでどうぞよろしくお願いします。

救急科 部長 寺坂勇亮

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