呼吸器内科
新型コロナウイルス感染症について
2022/11/01
2020年2月から日本で新型コロナウイルスの感染が拡大し始めてから早くも2年半以上が経ちました。この間、第4波・5波では重症科する患者が急増し、重症病床が逼迫する状態となりました。しかし、第6波・7波では患者数が急増しましたが重症科りつは低く、重症科の危険因子を有する患者さんであっても自宅療養できている場合がほとんどになっており、いわば、季節性インフルエンザに近い状況となってきています。
COVID-19の主な症状は発熱、咽頭痛、咳、倦怠感、嗅覚味覚障害などですが、特別なものはなく、いわゆる風邪、インフルエンザ、肺炎などと症状だけでは区別できません。
しかし、PCR検査や抗原検査で陽性となれば、COVID-19と判断して対応します。無症状であっても陽性となる場合もやはりあり得ます。
2022年10月3日時点で日本の累積感染者数は2100万人を超えており、日本国民の約6人に1人が感染歴があるという状態です。このような蔓延した状況では、全く別のことで受信をして、検査をすると陽性が判明するということも少なくありません。
COVID-19から回復後すぐであれば、他の人に移すことはない状況でもPCR検査や抗原検査が陽性となることが少なからず見られ、そういった場合の対応は個々の患者さんの状況によって判断しているのが現状です。
しかし、PCR検査や抗原検査で陽性となれば、COVID-19と判断して対応します。無症状であっても陽性となる場合もやはりあり得ます。
2022年10月3日時点で日本の累積感染者数は2100万人を超えており、日本国民の約6人に1人が感染歴があるという状態です。このような蔓延した状況では、全く別のことで受信をして、検査をすると陽性が判明するということも少なくありません。
COVID-19から回復後すぐであれば、他の人に移すことはない状況でもPCR検査や抗原検査が陽性となることが少なからず見られ、そういった場合の対応は個々の患者さんの状況によって判断しているのが現状です。
京都桂病院では、COVID-19の入院患者は当初は呼吸器内科が中心となって診療していました。
第6波以降は前述のように患者が急増したものの、重症化率は低くインフルエンザのような状況になっていることから、呼吸器内科だけでなく、様々な診療科で対応するようにしています。
2022年10月上旬時点で、軽症から中等症の患者には、レムデシビル(ベクルリー)という点滴の抗ウイルス薬とモルヌプラビル(ラゲブリオ)、ニルマトレルビル/リトナビル(パキロビッドパック)という内服の抗ウイルス薬がよく使用されています。
南半球ではこの冬(北半球では夏)に、インフルエンザの流行が見られました。日本でも同様に、新型コロナとインフルエンザの流行が心配されています。多くの発熱患者が医療機関を受診するようになると、感染対策を行いながらの診療となるために待ち時間が非常に長くなることが懸念されます。この点、ご理解ご協力の程をお願いいたいと思います。
第6波以降は前述のように患者が急増したものの、重症化率は低くインフルエンザのような状況になっていることから、呼吸器内科だけでなく、様々な診療科で対応するようにしています。
2022年10月上旬時点で、軽症から中等症の患者には、レムデシビル(ベクルリー)という点滴の抗ウイルス薬とモルヌプラビル(ラゲブリオ)、ニルマトレルビル/リトナビル(パキロビッドパック)という内服の抗ウイルス薬がよく使用されています。
南半球ではこの冬(北半球では夏)に、インフルエンザの流行が見られました。日本でも同様に、新型コロナとインフルエンザの流行が心配されています。多くの発熱患者が医療機関を受診するようになると、感染対策を行いながらの診療となるために待ち時間が非常に長くなることが懸念されます。この点、ご理解ご協力の程をお願いいたいと思います。
新型コロナ、インフルエンザともに、ワクチン接種以外に、不要不急の外出は控える、マスクの着用、こまめな手洗い、ソーシャルディスタンスを保つといった地道な感染対策の積み重ねが、誰でもどこでも行える対策として重要となります。一人一人が日々の地道な努力を積み重ねることで、この冬を乗り切るようにしましょう。
呼吸器内科 部長 西村尚志