耳鼻咽喉科

スギ花粉症について

2019/02/01

スギ花粉症について

スギ花粉症の季節が近づきました。今年はどれくらいスギ花粉が飛ぶでしょうか。これは前年夏の気象条件によって左右されます。気象条件はその土地ごとに異なりますので、地域によっても飛び散る量が変わります。今年度京都では過去10年間の平均よりやや多め、前年度と比べてもやや多めという予測が立てられています。本格的な飛散が始まる時期は2月中~下旬とされます。

 シーズンに入ってから重要なことは、飛散した花粉になるべく体を曝さないことです。花粉の飛散量は、シーズン中も気候に影響され、日によって異なります。晴れか曇り、最高気温高め、湿度低め、前日が雨天だった、等の場合飛散量が増えるとされます。マスメディアなどで短期的な花粉情報が発表されるようになりましたので活用しましょう。その他にも、薬の服用以外に自分でできる予防策はあります。外出時に帽子・メガネ・マスクなどを利用すること、家屋のドア・窓を開ける時間を短くすること、外出から帰ったら室内に入る前に衣類などについた花粉を払い落とすこと、うがい・手洗い・洗顔につとめること、室外に干した洗濯物・布団などについた花粉を落とこすこと、それでも室内に侵入する花粉はよく掃除して減少させること、などが考えられます。

 症状をおさえる薬は、少しずつ改良されてきています。また、シーズン中の症状をより軽減することを目的に、花粉が本格的に飛散する数週間前から、のみぐすりなどを開始する、初期療法というものもあります。これらの、症状をおさえる薬による治療を希望される方は、お近くでご開業の、あるいはかかりつけの、耳鼻咽喉科をはじめとした診療所、クリニック、医院の先生にご相談ください。

なお、当科では舌下免疫療法は行っておりません。

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