脳神経外科

夏場の脳卒中

2018/06/01

夏場の脳卒中

脳卒中とは?

脳卒中とは、脳の血管が詰まったり、破けたりする病気です。

⃝脳の血管が「詰まる」病気が→脳梗塞

⃝脳の血管が「破ける」病気が→脳出血 くも膜下出血 です。

 

 脳卒中は冬場に多い印象もありますが、脳梗塞に限ると6〜8月の夏場に多く発症することが国立循環器病研究センターの調べでわかっています。なぜ夏場に脳梗塞が多くなるのでしょうか。その理由の一つとして脱水が考えられます。夏は気温が高くなり多くの汗をかくため、それに見合った水分量の補給をしていないと、脱水状態となり、血液がドロドロの状態になります。そのため血管が詰まりやすくなるのです。

 夏場の脳梗塞を防ぐ対策として、①こまめに水分を補給する、②夜の大量飲酒をさける、③就寝前と起きてすぐにコップ一杯の水を飲む、④エアコン等を使って室温や湿度を調整するなどがあります。これらのことに注意して脳梗塞になることを予防しましょう。

 しかし何かおかしいと感じ、脳卒中ではないかと思ったら次の三つのことを確認しましょう。①顔面の半分がゆがんでいないか。わかりにくいときは「にっこり笑って」と言って眺めてみましょう。②手を動かし、腕を上げてもらいましょう。上がらない時は脳卒中かもしれません。③言葉がでない、ろれつが回らない場合も脳卒中かもしれません。

 以上の顔(Face)、腕(Arm)、言葉(Speech)3つの症状がある場合は、急いで行動しましょう(Time)。すぐに119番に連絡するか、専門病院を受診してください。またこれらの症状がすぐに消失したとしても油断してはいけません。本格的な脳梗塞の前触れかもしれませんので、すぐに専門病院を受診してください。

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