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無痛分娩

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無痛分娩とは

背中から硬膜外腔へ細い管(硬膜外カテーテル)を留置し、陣痛が強くなってきたら、背中の管から間欠的に局所麻酔薬と鎮痛薬を投与して陣痛を緩和します。
完全な無痛ではご自身でいきむ力も出なくなってしまいますので、当院ではご自身の力でいきみ分娩ができる範囲での痛みの緩和を目標としています。
つまり通常のお産と同じように、ご自身でいきんでもらいますが、痛みだけが和らぐようにします。
また陣痛や赤ちゃんが出てくる時の痛みだけでなく、帝王切開術になった場合や会陰切開・縫合・胎盤の用手剥離など、分娩に伴う様々な痛みに対して有効です。
欧米では現在半分以上の妊婦さんが硬膜外無痛分娩で分娩しています。例えばフィンランドでは9割以上、フランスでは8割以上、アメリカでは7割以上で選ばれています。日本でも少しずつ広がりをみせています。

実際の流れ

当院では基本的に自然陣痛発来前に計画分娩を行っています。37週以降に、子宮の入り口の柔らかさを外来で確認しながら入院日を決定します。基本的に入院1〜2日目に子宮の入り口を柔らかく広げ、2〜3日目に点滴で陣痛をつけていきます。痛みが出る前に背中の管を入れます。そして実際に陣痛の痛みが強くなってきたら、背中の管から薬剤を入れ、陣痛を緩和します。ご自身の力でいきみ分娩します。分娩が終了すれば背中の管を抜きます。

無痛分娩のメリット

  • 痛みへの不安やストレスから解放されます
  • リラックスするため、産道が広がりやすくなります。
  • 分娩中の体力を温存でき、通常のお産より産後の回復が早いことが多いです。
  • 陣痛や出産の痛みだけでなく、内診や各種処置(会陰切開や縫合、胎盤用手剥離など)の痛みも緩和します。

無痛分娩のデメリット

  • 分娩時間が延びる可能性があります。
  • 自力で力んで分娩することを基本としていますが、サポート(吸引分娩など)が必要になることもあります。
  • 麻酔による合併症(低血圧、硬膜穿刺後頭痛、神経症状、局所麻酔薬中毒、高位脊髄くも膜下麻酔・全脊髄くも膜下麻酔など)の可能性があります。重篤な合併症を防ぐための対策や早期発見に努めております。

無痛分娩に関する病院情報の開示

JALA施設登録情報(PDF)

当院での医療体制・実績


無痛分娩に関するよくある質問

Q無痛分娩は、本当に全然痛くないですか?
お腹の張りが分かる程度の鎮痛効果を目標としています。痛み止めの効果が出るまで20分前後時間を要するので、急速に分娩が進行した場合は効果が不十分になることがあります。
Qうまくいきめるか心配です。
痛みが緩和されるため、いきむタイミングやいきみ方がわかりにくい場合もありますが、うまくいきめるように医師・助産師がサポートします。
Q無痛分娩で行う硬膜外麻酔は最近始まった特別なやり方ですか?
帝王切開や開腹手術の時にも硬膜外麻酔を用いて痛みを軽減しています。硬膜外麻酔を行うこと自体は決して新しい技術ではありません。
Q休日夜間でも無痛分娩できますか?
安全に行うために計画分娩を原則とし、平日日中に限らせていただきます。
Q無痛分娩を選ぶと帝王切開が増えるということはありませんか?
2023年現在では、無痛分娩によって帝王切開率は上昇しないと報告されています。
Q無痛分娩で分娩時間が長くなることはないですか?
無痛分娩では分娩第二期(子宮口全開から赤ちゃんが出てくるまで)が長くなる傾向にあります。また陣痛が弱くなることがあり、陣痛促進剤の使用量や吸引分娩が増えることがあります。
Q無痛分娩時には意識はありますか?
お腹から下の部分麻酔なので、意識はしっかりあります。お母さんが眠くなったりすることもありません。
Q無痛分娩時に歩けますか?
痛み止めが効きすぎると足に力が入りにくい、歩けないことがあります。当院では痛みを緩和し歩行もできるよう麻酔を調整します。ただし麻酔の効果には個人差があり、強く効くと歩きにくいこともあるのでご了承ください。
Q無痛分娩を受けたい(興味がある)のですがどうしたら良いですか?
外来で医師もしくは看護師にいつでも声をかけてください。
Q無痛分娩は予約制ですか?
事前に計画するため34週ごろまでには希望を伝えてください。ただし最終的に麻酔を受けるかどうかは、直前まで妊婦さんに選択していただけます。
Q赤ちゃんに影響はありませんか?
胎盤を通じて赤ちゃんに麻酔薬が届く心配はほとんどありません。また、仮死状態で生まれる頻度も麻酔をしていない分娩と差はないとされています。硬膜外投与された麻酔薬は乳汁中に移行しにくいため、授乳への影響もほぼありません。
Q無痛分娩中に何か制限はありますか?
無痛分娩のための麻酔薬を投与している間は食事は控えていただき、水分(お茶や水)のみに制限しています。母子の状態を観察し異常を早期発見できるようにするため、モニター類(胎児心拍モニター、血圧計、心電図、酸素飽和モニター)をつけたまま過ごしていただきます。
Qお金はどれくらいかかりますか?
無痛分娩費用100,000円がかかります(2023年4月時点)。期間や追加処置(カテーテルの入替など)の有無使用した薬剤の量に関わらず一律です。鎮痛効果に関わらず費用は発生します。
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