救急科

看護師特定行為研修でモチベーションアップ!

ERCCMでは

「全員医療」「多数精鋭」「プロフェッショナリズム」に

通ずるものとして、看護師特定行為研修に

昨年度から力を入れ始めています。

 

幸い今まで和歌山医大や滋賀医大等の

PICC関連で特定行為研修に携わっていたおかげで、

その重要性、潜在性に魅力を感じていました。

 

働き方改革やタスクシフティングの一環で

看護師の特定行為に注目されがちですが、

現在の日本の医療で、医師の仕事を

看護師にタスクシフティングするというのは、

Tとしては懐疑的であります。

医師の業務が多いと言いますが、

看護師の業務も多いので、

看護師特定行為研修によって看護師が医師側にシフトし、
看護師の数が減ってしまっては、

結局看護師の業務は増えて看護師が大変、
という構図に陥る可能性が潜んでいます。

特定行為がその役割を担うことになるなら、

看護師の業務をまた他にタスクシフティングしないと

結局は医療全体として解決策になっていない気もします。

薬剤師、管理栄養士、臨床検査技師、

臨床工学士、放射線技師、療法士、医療事務補助等々。

医療にも多くの資格を持った職種が働いています。
院内救命士という新たな制度を有効活用するのも
重要な手段になりそうです。

現行制度でもうまくプロフェッショナリズムを

生かしていけば自ずと働き方改革に繋がるとは思っています。

と、長々と蛇足となりましたが、

そうは言っても看護師の特定行為は魅力的です。

多くの救急集中治療領域に関わる手技だけでなく、

アセスメント能力も身に付けることが出来るようになります。

 

研修を終え、技能がアップすることで、

看護師のやり甲斐、モチベーションアップに繋がり、

特定行為を生かせる部署で優先的に働ける可能性があります。

 

そのことで業務効率は上がるでしょうし、

全体の技能も底上げされると思います。

そんな思いで、院内の研修生に対する講義・実習、

院外のPICC関連の研修生の実習に

積極的に関わっています。

 

普段の看護業務では

学ばない内容が多く、不慣れなこともあると思いますが、

新たな知識を身に付け、より医療に深みを持って

働いてもらえると考えています。

ERCCMの半分以上が

特定行為が出来る看護師になることを

目指して引き続き育成に関わっていきます!


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