救急科
気道緊急の外科的気道確保シミュレーション
気付けば早いもので今年も残り1週間となりました。
最近急激に冷え込み、
独居の二次性低体温で救急搬送される方が多くなりました。
敗血症、甲状腺機能亢進症、栄養失調による代謝低下等々。
真夏、真冬は高齢者の生活環境を
色々と考えさせられる季節です。
超高齢社会の医療は医療だけで片付けられません。
周辺の体制を含めて課題は山積みです。
ピンチを新たな業務のチャンスと
前向きに捉えて攻めの姿勢を変えずに頑張ります。
今年最後の研修医学習会は、
気道緊急の外科的気道確保のシミュレーションでした。
外傷に限らず、むしろ内因性の方が機会が多いかもしれない
いつ来るか分からない気道閉塞かそれに近い狭窄病態。
急性喉頭蓋炎、頸部術後、アナフィラキシー等々。
気道確保さえできれば救命できますが、
その気道確保が通常の経口気管挿管できない
病態の場合に、超焦ります。
その際外科的気道確保を
する場面に出会ってしまうかもしれません。
特に時間外の場面だと、
自分が対応しないと数分~10分の間に
心停止に至ってしまう可能性があります。
ということで心停止の蘇生法と同様に
是非覚えておいて欲しい手技として
輪状甲状靭帯穿刺、切開を学んでもらいました。
最近急激に冷え込み、
独居の二次性低体温で救急搬送される方が多くなりました。
敗血症、甲状腺機能亢進症、栄養失調による代謝低下等々。
真夏、真冬は高齢者の生活環境を
色々と考えさせられる季節です。
超高齢社会の医療は医療だけで片付けられません。
周辺の体制を含めて課題は山積みです。
ピンチを新たな業務のチャンスと
前向きに捉えて攻めの姿勢を変えずに頑張ります。
今年最後の研修医学習会は、
気道緊急の外科的気道確保のシミュレーションでした。
外傷に限らず、むしろ内因性の方が機会が多いかもしれない
いつ来るか分からない気道閉塞かそれに近い狭窄病態。
急性喉頭蓋炎、頸部術後、アナフィラキシー等々。
気道確保さえできれば救命できますが、
その気道確保が通常の経口気管挿管できない
病態の場合に、超焦ります。
その際外科的気道確保を
する場面に出会ってしまうかもしれません。
特に時間外の場面だと、
自分が対応しないと数分~10分の間に
心停止に至ってしまう可能性があります。
ということで心停止の蘇生法と同様に
是非覚えておいて欲しい手技として
輪状甲状靭帯穿刺、切開を学んでもらいました。
輪状甲状靭帯がどこかを
皆の首で確認してもらい、
人形で実際に手技をシミュレーションしてもらいました。
まずは輪状甲状靭帯穿刺。
右利きの人は左側に立って行います。
皆の首で確認してもらい、
人形で実際に手技をシミュレーションしてもらいました。
まずは輪状甲状靭帯穿刺。
右利きの人は左側に立って行います。
14Gか16Gのサーフロー針で穿刺し、
2.5mlのシリンジ+内径7か7.5mmの
挿管チューブのスリップジョイントを
うまく応用してバッグバルブマスク換気を行います。
外傷患者で無ければ10~20分程度の
時間稼ぎが出来ることも多いので、
その間に救急科専門医や耳鼻科・呼吸器外科専門医に
その後の切開やファイバー下挿管を
バトンタッチできる選択肢が増えます。
2.5mlのシリンジ+内径7か7.5mmの
挿管チューブのスリップジョイントを
うまく応用してバッグバルブマスク換気を行います。
外傷患者で無ければ10~20分程度の
時間稼ぎが出来ることも多いので、
その間に救急科専門医や耳鼻科・呼吸器外科専門医に
その後の切開やファイバー下挿管を
バトンタッチできる選択肢が増えます。
もちろん輪状甲状靭帯切開まで出来る方が
確実で安心して換気が出来ます。
外傷初期診療コースのJATECでは
輪状甲状靭帯穿刺はコース内で教えなくなりました。
切開をしっかり出来た方が良いから、
その手技をしっかり学んでほしい、という意図です。
ちゃんと研修医にも
その危機的状況をイメージしてもらいながら
輪状甲状靭帯切開を練習してもらいました。
切開は右利きの人は右側に立って行います。
確実で安心して換気が出来ます。
外傷初期診療コースのJATECでは
輪状甲状靭帯穿刺はコース内で教えなくなりました。
切開をしっかり出来た方が良いから、
その手技をしっかり学んでほしい、という意図です。
ちゃんと研修医にも
その危機的状況をイメージしてもらいながら
輪状甲状靭帯切開を練習してもらいました。
切開は右利きの人は右側に立って行います。
気道緊急の現場は慣れた人がいないと
間違いなく混乱します。
そこで外科的気道確保の技能を持っているか否かで
大きく生命予後が変わります。
all or noneくらいの極端さが気道緊急です。
毎年1回は外科的気道確保のスキルを学んでもらう
機会を設けて、いざ、という時に
対応できるようにしておいてもらいたいと思います。
間違いなく混乱します。
そこで外科的気道確保の技能を持っているか否かで
大きく生命予後が変わります。
all or noneくらいの極端さが気道緊急です。
毎年1回は外科的気道確保のスキルを学んでもらう
機会を設けて、いざ、という時に
対応できるようにしておいてもらいたいと思います。
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