救急科

病院災害訓練2021

4波、第5波に次いでオミクロン変異株が

どこまで第6波に影響を及ぼすか。

mRNAワクチンは2回目接種から

6~8カ月経過している場合の

3回目接種は多くの変異株にも有効と

報告されています。
感染性はかなりあるものの、重症化しにくい、
という報道もありますが、
感染者数が増えれば、必然的に重症患者の絶対数も増えます。

引き続き接触感染対策、ワクチン予防接種で

これ以上の経済制限をしなくてよい体制を

皆で協力して目指しましょう。

 

毎年12月に病院全体災害訓練を行っています。

Tは例年ER+外来部門の

トリアージブース、赤黄緑救護所の設置、

模擬患者対応の動線、各部署・本部との

情報連携に関する統括責任者をしていますが、

昨年はコロナ禍の影響で、

模擬患者は全て紙媒体という

臨場感に乏しい寂しいものになってしまっていました。

 

今年は数名キーになる模擬患者を

職員にお願いして、実際に演じてもらい、

残りは紙媒体でトリアージタグの記載や

患者受け入れ把握の訓練としました。

震度6の地震が発生して、
まずは災害モードのスイッチを入れて、
災害対策本部を立ち上げ。

いかに赤(重症)の傷病者を抽出し、

緊急度の優先順位を決め、

救護所で蘇生処置を行い、

手術、ICUに移送できるか。

 

黄色患者にクラッシュ症候群の患者を

紛れ込ませ、いかに早く診断して、

不整脈を起こさないように対応出来るか。

緑で歩行何とか可能な

腹腔内出血のショック患者がいることを

いかに早く気が付いて、赤に移動させて対応出来るか。

 

等々のネタを散りばめながら行いました。

幸い情報連携は昨年までと比較して

かなり円滑にいくようになり、

混乱も最小限でした。

 

2年連続で参加してもらっている

研修医達にもやはり紙媒体より

実際に診療できた今年の方が

やり甲斐を含めて好評でした。

 

課題は毎年ありますが、

少しずつレベルアップしています。

研修医も看護師も

単なる訓練として終えるのではなく、

本当に起きた時に現実的に対応できる

内容なのかを真剣に考えながら

やってくれており、心強く感じました。



 

来年度は新棟で出来るかな!?

またガラッと内容を変えて

いざ、という時に備えて

地域の拠点病院として

災害訓練を行いたいと思います!

 

 

 


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