1年ぶりの桂ICLS
第5波がかなり長く続いた分、
このつかの間のコロナ流行が落ち着いているのは、
本当に嬉しい限りです。
ワクチン接種の普及に加えて、
軽症の段階で使用するロナプリーブは
「治療」薬としての効き目はかなりある印象です。
安価な内服治療薬がうまく開発されることを願っています。
それでようやくインフルエンザと同じような扱いに
なっていく気がします。
その前に、今年の冬は昨年一昨年と異なり、
インフルエンザが再流行しそうな気がします。
ここ数年で一番ややこしい発熱の冬に
備えて準備する必要があります。
さて、第5波も大分ピークアウトし、
緊急事態宣言も解除され、
1年以上ぶりに当院でICLSコースを
行いました。
ICLSコースは院内外の急変時、
特に心停止患者の初期対応を学ぶ
シミュレーションコースです。
院内外の急変時の一次心肺蘇生BLS、
気道管理、除細動の技能を、
そして症例シミュレーションで
チーム連携による蘇生の技能を身に付けます。
身体を動かしながら、
色々な物に触れながら行う講習なので、
しっかりと徹底した感染対策を行い、
グループごとの実習の仕方も大幅に変更しました。
また、コロナ流行下で
BLS、気道管理、除細動の考え方が大幅に変わりました。
特に院外では傷病者が
COVID19感染の可能性がある前提で、
自分が感染しないことを
医療従事者は優先すべき、というコンセンサスです。
詳細は日本蘇生協議会の
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行期の蘇生トレーニングコース開催手引き、
も参考にして下さい。
研修医も2年目はスタッフとして参加、
1年目は受講生として参加。
2年目は普段の学びの機会の多い
研修の経験もあって、皆教えるのも上手です。
久しぶりの講習でしたが、
アンケートでは受講生の満足度も高く、
次回スタッフで参加したい、と
こたえてくれた方も多くいて、
開催者としても大変嬉しかったです!
緊急事態宣言が発令される度に
延期を繰り返してきたICLSコース。
次回に宣言が出ていなければ、
1月か2月開催を予定しています。
今回のコースは完全クローズの
スタッフ、受講生共に院内職員限定でした。
早く院外の皆さんも参加できる
日が来ることを切に願っております。
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