新潟大学病院PICCWebセミナー
次年度の臨床研修のマッチング試験を終え、
来月末には次年度入職予定の医学生さんが決まる、
というこの1カ月半は毎年ドキドキします。
モチベーションの高い医学生さんと当院が
うまくマッチングすることを楽しみに待っておきます。
コロナ禍になり、
関西圏以外Webセミナーばかりになり、
いつも楽しみにしていた地方での食事から
離れて早2年。
出張の機会は減りましたが、
Tの関わる領域の啓蒙活動は
コロナ禍に負けじとやっていきたい、
という思いは変わらずあります。
PICCに関しては講義をすることがあっても
なかなか実技を合わせてやる機会が無く、
せっかく本邦でもPICCが徐々に普及しつつある
雰囲気でありましたが、コロナ禍の影響で
やや頭打ちになっている印象でした。
今回新潟大学医歯学総合病院の依頼で
WebセミナーでPICCの講義+実習をさせて頂くことになりました。
同院の副院長であります鳥谷部先生に再度ご指名頂き、
気付けば3年半ぶりにセミナーをさせて頂きました。
新潟大学病院のPICC指導をしてくれた先生方、
BD社、メディコン社の多大な協力のおかげで、
京都側はTが講義とデモンストレーション。
新潟大学側は鳥谷部先生司会進行で、講義後の実習をすることになりました。
PICCの適応について、
PICCの使い分け(主にグローションとパワーPICCについて)、
重症患者で透視室に移動できなくても
シャーロック3CGを用いてICUで
迷入を防止しながらパワーPICCを挿入できる、
だから周術期、集中治療でもこれからは
PICCを第一選択で対応していく時代である、
ということを講義でアツく話し、
パワーPICCとシャーロック3CGを用いた
デモのシミュレーションを行いました。
ウェブセミナーはなかなか臨場感が伝わらないことから
退屈になることもあるところ、
幸い皆さん真剣に講義を聴いて下さり、
その後のシミュレーションも大盛り上がりでした。
着実に新潟大学病院でもPICCへの
関心が高まっていることが伺えました。
2時間半の長丁場のセミナーでしたが、
相互にとって満足のいく内容になりました。
Tが関わる領域の多くは
身体を動かして学ぶ内容が多いです。
こんな時代だから諦めるのではなく、
こんな時代だから新しいカタチで出来ることをやる。
今回のPICCセミナーを契機に
また全国各地のPICC啓蒙活動に
弾みを付けていきたいです!
今回の写真は残念ながら撮れず、
3年半前の時の鳥谷部先生との2ショットと
シミュレーション風景をアップしておきます♪
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