破壊と再生
【投稿日】2020年12月31日(木)
大晦日です。
皆さん、どのように2020年の最後の日をお過ごしでしょうか?
繁華街で飲みまくってマスク無しで嘔吐しまくって
急性アル中で救急搬送…。
遠足、修学旅行、運動会や
多くのイベントの自粛。
小6、中3、高3と最終学年に
大事な思い出を作り切れなかった
罪のない子供達が我慢を強いられる。
某公人達が、自分達は大丈夫と会食して、
何の説得力も無い行動をして、国民に我慢のお願い。
東京も1300人以上とオーバーシュートレベルで陽性患者が出て。
京都も連日多数の陽性患者。
重症患者もどんどん増えて。
実名が出ない業界もあるのに、
懸命に頑張っている医療機関は
クラスター発生すると実名報道をされて、
余計な風評被害とマスメディア対応に追われて、
実務に影響が出る。
挙句の果てに勤務している職員の家族も、
仕事や学校に影響が出る。
余計にCOVID-19対応をする医療機関が減る。
感染した患者の受け皿になって、
病状が改善傾向になって退院しても、
超大人数の待機患者。
COVID-19で重症化した高齢者を救命できても、
重篤な合併症を残し、転院先に難渋します。
欧米と比較してこれしきの数字で医療崩壊なんてありえないと
ネット口コミでも心無い投稿。
欧米と異なり日本は病院で看護と介護を強いられます。
欧米は寝たきり患者への手厚い医療が施されません。
宗教観と寝たきり患者に対する価値観が異なる文化で、
データだけ見て一概に比較されると、
医療現場で対応している身としては非常に複雑な想いです。
終わりが見えない対応を続ける医療従事者は、
どこにモチベーションを持って頑張ればいいのでしょうか。
少なくとも救急・急性期の医療現場に
不満の矛先は向けないで欲しいですが、
皆色々と我慢しながら怒りと不満を
どこかにぶつけたいんだろうな、
皆が被害者なんだろうな、と
淡々と割り切ってやるしかありません。
必ず光明が差すと信じて、
目の前のことを頑張っていきます。
止まない雨は無い
明けない夜は無い。
桂救急は10月に仮移転し、
元々ERのあった病棟は
12月にガッツリ取り壊されました。
![](/user/news/537/3gv0t6ujrlvd2fkc28cgebbaoe4s2p9e.jpg)
2022年新生桂救急に向けて
2021年は引き続き取り壊しと
新病棟建築が進行していきます。
来年は破壊と再生。
既存の常識を破壊し、
明るい未来へと
新しい価値観で再生できる年にしたいです。
最後になりますが、
少し宣伝です。
NHK BS1スペシャル22時~
「私たちのデジタル医療革命2021」
に数秒だけインタビューで出ます(笑)
少しずつ救急医療にも
DX(デジタルトランスフォーメーション)を
進めていきたいと思います!
デジタル×医療に興味がある方は見て下さい♪
どれくらい見ている人がいるか分かりませんが(笑)
ブログだけでなくいろんなところから
より一層情報発信し続けていきます!
来年も桂ERを宜しくお願いします!