救急科

コロナニマケズマナビマショウ

【投稿日】2020年5月15日(金)

39県の緊急事態宣言の解除がされましたね。
関西圏、首都圏、北海道はまだ解除されていませんが、
結局解除されているかいないかで、
何をどのように対応を変えていくのか、
がまだ見えてきません。
医療の現場では4月の時ほど切迫した物資不足は
無くなっているとはいうものの、あくまで少しずつ
感染のペースが落ち着いてきているから、です。
第2波が来た時にどうなるのか予測が付かない分、
油断なりません。
そして、医療現場は感染対策を緩めることは
当分は無いでしょう。
経済の観点、医療の観点、生活の観点。
全ての最善の方法を見出すことは不可能です。
どこに妥協できる着地点を置くか、です。
季節性ではないことからもアフターコロナではなく、
ウィズコロナの社会が前提になりそうです。
ワクチンと根本的な治療薬が早く出ることを願うばかりのTです。

さて、不要不急のイベントは避けるように、
3密は避けるように、と自粛自粛自粛と
内向きの生活が続いている訳ですが、
やはり研修医の学習会は継続する必要があります。
コロナのせいで学習機会を逃すことは
どうしてもTとしては腑に落ちないからです。

研修医の時期だからこそ、
どんどん吸収できるものがあります。

学生見学の自粛は悲しいですが、
職員となった研修医は大事に頑張って
コロナに負けずに学びの機会を設けていきます。

 

OSCE強化月間を終えて、
5月からは毎週水曜日早朝に
救急症例学習会を開催しています。

研修医が経験したER症例を
ローテートしている診療科に関わらず学習会に参加し、
皆で共有していくものです。

緊急性は高いか?
どのような鑑別疾患が挙がるか?
まずはどのような検査を問診診察と並行して行うか?
等について研修医にどんどん答えていってもらいます。
1年経つとかなりレベルアップしていきますので、
特にこの時期は1年目と2年目の差は歴然です。
1年目が入ることで2年目研修医も
実は結構経験値が上がっていることに気づきます(笑)

第2、4週は併せて脳神経内科顧問のY本先生が、
脳卒中関連の救急症例についてレクチャーしてくれます。
Tにとっても学びが多くあります。

他にも毎週火曜日の早朝に
放射線読影学習会があります。

7時半からの学習会で、
皆も眠たいと思いますが、
皆真面目に参加してくれます。

京都で研修を考えている医学生さん、
是非一緒に桂で働きましょう!

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