栄養部門

西京乙訓インクレチンWEBセミナーに参加しました

こんにちは😀
皆様、いかがお過ごしでしょうか?

今回はWebセミナーに参加した感想を書きたいと思います🎵

6/21(水)に「西京乙訓インクレチンWEBセミナー~GIP/GLP-1受容体作動薬~」に参加しました。
今回の内容は、
<講演➀>
座長:長嶋 一昭 先生(当院) 演者:川手由香(当院栄養科科長✨)
 「メディカルスタッフも知っておきたい!インクレチンと栄養療法」

<講演②>
座長:中村 直登 先生(京都済生会病院) 演者:下野 大 先生(二田哲博クリニック姪浜)
 「糖尿病治療 次の一手を考える~薬物療法の新展開~」

となっており、インクレチン関連薬の最新情報と、患者さんにの状態に合わせた栄養療法を学びました。

「インクレチン」とは何か、ご存知ですか?
インクレチンは食事をすることで、腸管内で分泌されるホルモンで、インスリンの分泌を促進する働きがあります。インスリンは血糖値を下げる働きをするので、インクレチンを上手に利用すれば、良好な血糖値の管理にも繋がるということですね。また、インクレチンには食欲を抑える働きもあります。

講演➀では、若くて食欲のある患者さんと、ご高齢で食欲が低下してきている患者さんでは、栄養療法の内容を変える必要があることを学びました。インクレチンの作用を考慮すると、たくさん食べてしまう方には食欲を抑えることで食べ過ぎを予防するメリットがありますが、高齢で食が細くなりサルコペニアやフレイルが心配な方の食欲を抑えてしまうと、栄養状態の低下を招いてしまいます。栄養指導の際には、患者さん1人1人に合わせたお話をする必要があると再認識しました。

また、朝食を食べる事がその後の血糖値の変動や、筋肉の合成率に影響することも学びました。皆様、朝食は食べていますか?朝食でしっかりエネルギー・たんぱく質を摂ることで、お昼以降の血糖値の上昇が抑えられたり、筋肉の合成率が上がったりするという研究結果が出ているということでした。私も朝からしっかり食べるように意識したいと思います🍖🐟🍳🥛




講演②は、新しい糖尿病の治療薬で、このインクレチンに関係するお薬についての内容でした。
たくさんの症例で、新しいお薬の効果や注意して観察するべきことを知ることが出来ました。治験のお話も含めて貴重な内容でした✨

日々、新しい情報が次々に出ているので、乗り遅れないようにしっかり勉強しなければ!!と感じたWebセミナーでした💡今回学んだことを患者さんにお伝えしていきたいと思いました🌸

管理栄養士 A
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