栄養部門

腎臓リハビリテーションとは?

こんにちは!日の出がずいぶん早くなって、春の訪れを感じます。
朝が苦手な私にとっては、起きやすい朝になってきました☺

さて、この3月26日(土)、27日(日)の2日間、岡山県で第12回腎臓リハビリテーション学会が開催されました。我らが栄養科長もジョイントシンポジウムで発表されました👏
現地開催には行けませんでしたが、4月11日(月)~オンデマンド配信の予定とのことで、しっかり学びたいと思います。


今回の学会のテーマは「腎臓リハビリテーションでwell beingを実現する」です。
正直私は、管理栄養士として現場で働くまでは「腎リハ(腎臓リハビリテーション)」という言葉も全く知りませんでした。

腎臓病の患者数は近年増え続けており、中でも慢性に経過するものを慢性腎臓病といいますが、その患者さんは成人の8人に1人ともいわれています。(日本腎臓病学会HPより)
実際、腎臓病による食欲不振がある方や、治療のための食事制限によって食事が摂れない方は、日々の栄養指導の中で多く見られます。

腎リハとは、「腎疾患や透析医療に基づく身体的・精神的影響を軽減させ、症状を調整し、生命予後を改善し、心理社会的ならびに職業的な状況を改善することを目的として、運動療法、食事療法と水分管理、薬物療法、教育、精神・心理的サポートなどを行う、長期にわたる包括的なプログラム」と、ガイドラインでも示されています。
多職種が協力し、腎臓病の治療と並行していきいきと生活するためのサポートが必要とされているということだと私は解釈しています。

当院腎臓内科病棟では週に1回カンファレンスを行っており、医師、看護師、薬剤師、理学療法士、管理栄養士が集まって、治療方針や治療状況について報告・相談しています。

毎週、カンファレンス後に勉強会も行っており、各職種当番制で腎リハに関することなどを勉強しています。
まだまだ知らないことばかりですが、勉強会を通して他職種から見た腎臓病での治療や問題点を学べるので、毎週楽しみにしています☺

管理栄養士として、食事制限の中でも「おいしい」、「これならできそう」と思ってもらえる食事療法を提案できるよう、学んでいきたいです。

2年目管理栄養士 K
一覧ページへ戻る