栄養部門

京滋NST研究会が開催されました

こんにちは!管理栄養士Iです。

京都府・滋賀県の医師、看護師、管理栄養士でつくる「京滋NST研究会」の第30回記念大会が11月27日(土)に開催されました🎉

例年であれば年に2回、メルパルク京都で開催されますが、コロナ禍の影響で昨年は中止となり、ようやく今年、ハイブリッド方式での開催となりました。

今回のシンポジウムのテーマは「NSTの過去・現在・未来」で、当院からはNST委員会委員長である畦地英全先生より当院のNST活動について発表していただききました。

当院のNSTの歴史は長く、10数年勤務している私は、当院でのNST立ち上げ当初から在職していませんが、入植当初は先輩方が回診する様子を入遠くから眺めて「かっこいい!」と思っていました🌟 輸液や経腸栄養管理を勉強して「私も早くできるようになりたい!」と思っていたことを思い出します…
今回、そんなことも思いだしながら、畦地先生ご発表のスライド作成に必要なデータ収集も担当させていただきました。

NST活動とは「多職種協働で行う栄養管理」です。
当院のNST活動は、医師、看護師、薬剤師のほか、言語聴覚士、理学療法士、臨床検査技師等、総勢50名超のスタッフ協力のもと、活動が成り立っています。
栄養士が中心で運営していますが、活動は院内全体の理解と協力が不可欠な横断的チーム医療です。

「栄養」は大切だとわかっていても効果として目に見えにくいもので、「この栄養で足りているのか?」と正解がわからなくて難しいものだと私は感じています。
Outcomeが見えにくいため興味を持ちにくい部分もありますが、NST活動は医師・看護師・薬剤師・栄養士の4職種だけでは成り立ちません。
多職種の数多いスタッフが協力し、各専門職種の知識と情報を持ち寄って、患者さんを栄養改善へと導くことが、NST活動の目的です。

新人の頃は先輩方が活躍する姿を見て憧れ、そして今、自分も携わることができるようになりましたが、今回の勉強会に参加し改めて「これだけの人が集まって悩んでいる、、、何て大変な活動なんだろう!」と思います。
でも、栄養管理は食事だけでなく、治療方針や薬物・運動療法、検査のほか、患者さんやご家族の生活や価値観、収入や家族関係等々が絡んでいて、栄養士の視点だけでは絶対にわからないことや解決できないことが沢山あることを経験し、学ばせていただいています。

今回の京滋NST研究会の記念大会では、Webを通じて他院のNST活動の歴史も拝聴させて頂きました。
同じようなところでつまづいたり、より円滑に活動を進めるために様々な工夫をしておられました。

今回の発表で私たちもたくさんのことを学びました。
また、当院の発表が皆様の共感を得たり、「これならできそう!」や「明日から頑張ろう!」と起爆剤や原動力になればいいなと思いました。

最後に当院NSTの合言葉で締めくくります 
「栄養はええよ👍」

管理栄養士I


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