在宅患者さんの食事療養のための スタッフ対象調理講習会「透析食」を開催しました!
【投稿日】2019年3月12日(火)
みなさん、こんにちは(^^)/
先日、京都透析食腎臓病食研究会と京都腎臓病患者協議会、大和学園京都栄養医療専門学校の三者主催の「在宅患者さんの食事療養のためのスタッフ対象調理講習会“透析食”」に参加して来ましたので報告いたします。
今回は第1回目の試みだそうで、大和学園京都栄養医療専門学校で、2月24日(日)10:30から開始しました。
スタッフ向け講習会の開催は初めてだそうですが、栄養士をはじめ、看護師さん、ヘルパーさんなど、様々な職種の方が参加されておられて、それぞれの立場から、常日頃感じていることなどを発表され、意見交換できる素晴らしい機会となりました。
講習会では、当院の川手栄養科長より、「在宅における透析食の調理のポイント」と題して、透析患者さんに必要な栄養・食事についてお話しいただきました。安全な透析ライフを過ごしていただくために、食塩、カリウム、リンなどのコントロールは重要なことです、「全て禁止!」は、それこそ「味気ない人生」になってしまいます。人生を前向きに、美味しく過ごしていただくために、知識を持って頂いて、種類別の含有量や前処理方法知り、「“知る”ことで食べることが出来る!」という、ポジティブな指導の大切さを改めて学ばせていただきました。
調理実習では「ぶりの生姜焼き」「豚バラとアスパラのレモン炒め」「きのこのみぞれ和え」を作りました。
「豚バラとアスパラのレモン炒め」ではレモン汁を使うことで塩分を抑え、さっぱりといただくことができます。「きのこのみぞれ和え」はしょうがの香りを活用したり、タレにとろみをつけて味が絡みやすくしたりする工夫が込められています。
ゆでこぼしも具材をまとめて行うことで時短にもなり、テンポよく調理を進めることができました。
大和学園の栄養士の卵(学生)さんの分かりやすくて(かわいい)プレゼンも素晴らしく、大変盛り上がりました!。
患者さん本人への「食べることの知識」はもちろん大切ですが、患者さんの高齢化が進む中、ホームヘルパーさんをはじめ、在宅患者さんと接する機会があるスタッフへの教育も必要になってきていると思って企画した講習会です。
今後もこのような取組みを続け、在宅・入院ともに、患者さんの「食」をサポートしていきたいと思っています!
来年は春過ぎに企画予定です。皆様のご参加を心よりお待ちしております♪
管理栄養士TM、H、K