整形外科

診療科からのお知らせ

診療科の特色

 整形外科は骨、関節、筋肉、脊椎など「運動器」を対象に診療を行います。今日では高齢化やスポーツの普及に伴い、「運動器」の機能の維持、改善はますます重要になってきています。2021年4月にスタッフが入れ替わり、関節外科分野でこれまで以上に豊富な治療オプションをそろえて適切なご提案ができるようになりました。

 肩関節疾患に対しては当院リハビリテーションセンターときめ細かく連携することで、単に手術をして終わりではない、総合的な機能獲得に向けた体制を構築しています。また膝関節では人工関節に頼らない、生来の関節構造を生かした再生医療に注力しています。もちろん、傷みかたの著しい関節への切り札である人工関節もさらに充実させており、股関節、膝関節、肩関節に対して安定した治療成績をあげています。股関節疾患に関しては長年のノウハウをもとに、長期成績が安定している手術を行い、術後も長期的なフォローアップ、リハビリテーションによるサポートを行っております。
 繊細な手術・リハビリテーションが必要な手の外科疾患では、非常勤の先生のご協力を得ながら高度な医療を提供しています。社会問題化している大腿骨近位部骨折に対しては2023年4月から二次性骨折予防管理科に準拠するとともに、京都府大腿骨近位部骨折地域連携パスもさらにスムーズに運用できるように取り組みを進めてまいりました。

 各自の専門分野を生かして各種骨折をはじめとした外傷にも積極的に対応しております。特に手術治療は緊急手術対応により最短の待機期間で受けて頂けます。

さまざまな内科疾患などを併存しておられる場合でも、総合病院として各診療科と連携しながら手術やリハビリテーションを行っており、安心安全な医療提供に向けて尽力しています。

また、術後小康状態には落ち着いたけれど退院して元の生活に戻るのはまだ困難だという状況では、リハビリテーションを中心に行ってくださる医療機関への転院を検討し、機能改善のタイミングを逃さないように留意しています。

教育認定・学会等認定施設

  • 日本整形外科学会 専門医制度研修施設

手術症例数

 整形外科年間手術(2022年4月~2023年3月)総数623

内訳 件数
脊椎外科 胸・腰椎 3
関節外科 人工関節置換 52
人工関節再置換 3
大腿骨人工骨頭 41
人工膝関節置換 47
工膝関節再置換 1
膝靭帯再建 8
膝半月板手術 48
膝その他 57
肩関節 33
足関節 3
外傷 上肢骨結合 58
下肢骨結合 92
外傷その他 8
手の外科 末梢神経手術 73
その他 その他 96
合計 623

地域医療機関の先生方へ

 京都桂病院整形外科では各自の専門分野を生かして各種骨折をはじめとした外傷にも積極的に対応しており、最短の待機期間で必要な手術が施行できるように努めています。大腿骨近位部骨折には京都府大腿骨近位部骨折地域連携パスを適用するとともに、二次性骨折予防管理科にも準拠してカンファレンス等を行っています。

  • 新井 隆三 部長
    担当・専門分野 肩関節外科(関節鏡・人工関節)

    スポーツ障害
    資格など 日本整形外科学会専門医・指導医

    日本リハビリテーション医学会専門医

    日本肩関節学会代議員
  • 奥谷 祐希 副部長
    担当・専門分野 手の外科

    外傷外科
    資格など 日本整形外科学会専門医
  • 片岡 正尚 医長
    担当・専門分野 人工股関節

    人工膝関節

    外傷外科
  • 池﨑 友美 医員
    担当・専門分野 外傷を中心とした整形外科全般
  • 谷 陽弘 専攻医
  • 西村 隆一 非常勤
    担当・専門分野 手の外科
    資格など 日本整形外科学会専門医

    日本リウマチ学会リウマチ専門医
  • 室谷 好紀 非常勤
    担当・専門分野 外傷を中心とした整形外科全般
    資格など 日本整形外科学会専門医

外来担当医表

※原則予約制となっております。初診の方は紹介状をお持ちになってください。
1診 午前 片岡
(関節)
午後 片岡
(関節)
2診 午前 片岡
(関節)
新井
(肩・スポーツ)
西村
非常勤 (手の外科)
片岡
(関節)
午後 片岡
(関節)
新井
(肩・スポーツ)
片岡
(関節)
3診 午前 奥谷
(手の外科)
奥谷
(手の外科)
伊藤
(一般)
奥谷
(手の外科)
午後 奥谷
(手の外科)
奥谷
(手の外科)
伊藤
(一般)
新井
(肩・スポーツ)
新井
(肩・スポーツ)
4診 午前 池﨑 (交替) 池﨑
午後 池﨑 (交替)
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