栄養部門

適塩講習会に参加しました!

皆さんこんにちは。
本日は管理栄養士の院外のお仕事をご紹介します。

私は「京都透析食腎臓病食研究会」のメンバーとして毎月、研究会に参加しています。
研究会では、京都の病院で腎疾患に関わる管理栄養士が集まって、年に1回開催している
「適塩講習会」に向けた打ち合わせを行っています。


準備を重ねて先日27日に開催しました。その名も!
「管理栄養士と学ぶ適塩講習会~塩を減らすだけじゃない!カリウムをとっておいしく適塩~」

この講習会は京都市と京都透析食腎臓病食研究会が主催となり、毎年嵐山にある学校法人大和学園 京都栄養医療専門学校で年に1回開催されています。

予防を目的とした講習ですので、腎疾患がおありの方もそうでない方もご参加いただけます。

 

今回は「ナトカリ」がテーマでした。

皆さん、「ナトカリ」という言葉はご存知でしょうか?

 

ナトカリとは「ナト」はナトリウムの「ナト」、「カリ」はカリウムの「カリ」を意味します。

ナトリウムは食塩の主成分、カリウムや野菜や果物類などに多く含まれる栄養成分です。


食塩(ナトリウム)を摂りすぎると血圧を上昇させることはよく知られていますが、

カリウム不足でも血圧が上昇するといわれています。

(※カリウムは尿中にナトリウムの排泄を促す働きがあります。)

 

食塩は控えめに、野菜や果物類を積極的に取り入れることによりナトリウムとカリウムのバランスがとれて、高血圧・循環器疾患の予防に有効といわれています💡

※腎疾患等によりカリウム摂取を制限する場合があるため主治医にご確認ください。

 

少し難しいお話になりましたが、今回の講習会では適塩のポイントと、カリウムを効率よく摂るための調理の工夫や、献立のポイントについて病院栄養士からの講義、専門学校の先生&学生によるデモンストレーションを交えた調理実習を行いました🍳

調理実習では塩分控えめ、カリウム多めの献立を実際に作成しました😊

↓作成した献立です。

カリウムの1日の目標量は男性3000*¹、女性2600*¹とされていますが、

こちらの献立でなんと、1食で約1400mgカリウムが含まれています😮

また、1日の塩分は男性で7.5*¹、女性で6.5*¹ですが、作成した献立1食の合計塩分量は2.1gと塩分も抑えられた献立となっています。

💡豚肉ときのこのおろし煮:大根おろしの辛味と酢の酸味で薄味でも美味しく🍄
💡ほうれん草の和え物:きな粉を使用し、カリウムUPときな粉の風味で美味しく🥬
💡ヤンニョム風ソテー:一味唐辛子の辛味を効かせて薄味でも美味しく🌶

などなど様々な工夫をして塩分を抑えています✨


かなりカリウムの多い食品を盛り込んだ献立となっていますが、日常では全部ではなくても、1食でどれか1品はカリウムを意識した食材を取り入れたり、デザートに果物を追加するだけでも手軽にカリウムを摂取することができます。

実際に試食してみると、塩分控えめとは思えないほどしっかりと味を感じられ、野菜たっぷりで美味しかったです😋

講習会では参加者が主体で、初対面ながらもチームで協力し合って楽しく料理をしながら交流できていました。男性の参加者も非常に多かったです。料理が不慣れな方も管理栄養士と「栄養士の卵」である学生、専門学校の先生方がサポートします。

病院×学校×行政、領域の異なる管理栄養士、専門学校生にとっても学びの多い講習会となっています。

毎年様々なテーマで講習会を行っていますが、参加者の方から
「とても勉強になりました。」
「家でも実際に作ってみます。」
などのお声を頂きとても嬉しく思います。


来年も開催予定ですので興味のある方はぜひご参加ください。

管理栄養士 KS


【参考】

*¹日本人の食事摂取基準(2025年度版)参照

・ナトカリ手帳:2021日本高血圧学会(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001309228.pdf)
・京都透析食腎臓病食研究会ホームページ(https://kyoto-hdckd.amebaownd.com/)

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