栄養部門

NST特別講演会「NST活動の成果と残された課題ー滋賀医科大学附属病院における20年の活動を振り返ってー」

皆さん、こんにちは!
暖かくなってきましたね🌞花粉と戦っている方も多いのではないでしょうか?🤧
私は目が痒くて痒くて仕方がないです😵🌀


3月28日(金)に、甲南女子大学 医療栄養学科 教授 佐々木雅也先生をお招きして、「NST活動の成果と残された課題ー滋賀医科大学附属病院における20年の活動を振り返ってー」についてご講演いただきました。

佐々木先生は、滋賀医科大学附属病院で20年もの間、NSTを牽引してこられ
稼働までの生い立ちや、活動されていた内容、取り組み、課題などについて聞かせていただきました。

当院でも毎週NST回診を行っていますが、歴代の先輩方が築き上げてくださったおかけで今このように取り組むことができています。とても恵まれた環境で有難く思います😌

日々の業務において、嚥下障害がある上に食欲低下などで食事が進まない方の食事調整で悩むことがあります。そんな時、私は言語聴覚士の方によく相談しています。食事形態をより固形物のある食事に変更して問題ないか、飲み物や汁物はとろみをつけたらむせずに食べられるかなど色々教えていただいたり、評価の様子も見学させていただくこともあります。

当院のNST回診は、医師、看護師、薬剤師、管理栄養士で行っていますが、言語聴覚士をはじめとするリハビリの方々や、必要であればそれ以外の関係者等にも適宜情報収集や相談をすることで、一人の患者さんについて更に様々な視点から評価することができると考え、あらためて多職種連携の大切さを感じました。 


また、講演では地域連携についても触れられ、先生も今後の課題だと話されておりました。

病院には様々な種類があり、大きくは高度急性期病院、急性期病院、回復期病院、慢性期病院に分けられます。それぞれ役割も違い、当院は急性疾患や重症疾患の治療を目的とした急性期病院です。治療を行って状態が落ち着けば回復期病院や慢性期病院へ転院したり施設に退院される方が多くいます🏥

その際にはどのような栄養管理をしていたのかを記載した「栄養情報提供書」を作成し、転院先の医療機関や施設へ情報伝達を行っていますが、それらが転院先でどのように或いはどれだけ活用されているのか、まだまだ評価できていないのが実情です。それらが一方通行でなく、双方で活発なやり取りができるようになれば、地域で患者さんの栄養を守ることに繋がると考えており、今後の課題としています。

今回の講演を聞いて、地域連携についての必要性や重要性について改めて感じ、今後更に力を入れて取り組んでいきたいと思いました。


参加して頂いた皆さま、ありがとうございました😌

もう3月も終わり新年度が始まりますね🌸
気持ちを新たに4月からも頑張りたいと思います✊


管理栄養士 H
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