栄養部門

いい肉の日

11月も最終日、あっという間ですが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか?

11月29日は、「いい肉🍗の日」でしたが、みなさん、お肉を食べましたか?

肉類は様々な栄養素が含まれていますが、今回はその中でも亜鉛についてご紹介します。
亜鉛は、味を感じる「味蕾」の形成に不可欠なミネラルなのは有名ですが、その他にも、タンパク質やDNAの合成、糖質の代謝、免疫反応などにもかかわる重要な栄養素です。

亜鉛は、肉や魚介、海藻、野菜、豆類などに含まれますが、とくに牡蠣には豊富で、中くらいの大きさのむき身4個くらい(50g)で7.0mgが摂れます。成人が1日に必要な量は、男性10-11mg、女性8mgなので、亜鉛摂取には優秀な食品です。

通常の食生活では不足の心配はありませんが、極端なダイエットや偏食、加工食品に頼り過ぎた生活をしていると不足になることがあります。特に加工食品に多用されている食品添加物のポリリン酸は、亜鉛の吸収を妨げます。
また、アルコールの摂り過ぎも排泄を促すので注意です。
年末のこれからの季節、何かとアルコールを飲む機会が増える方も多いと思います。
バランスの良い食事と適量のアルコール摂取を心がけ、元気に新年を迎えましょう!

管理栄養士 RY&YK

【参考文献】
日本人の食事摂取基準2020年版
日本食品標準成分表2020年版
栄養の基本がわかる図解事典 成美堂出版 2018年発行
栄養の教科書 新星出版社 2018年発行
一覧ページへ戻る