当科では、腫瘍治療と周産期治療の大きく2つに分かれています。 腫瘍治療では、婦人科腫瘍専門医とともに子宮筋腫や子宮頸癌、子宮体癌などの悪性腫瘍、卵巣のう腫や卵巣癌、また子宮内膜症などの手術を行っています。抗がん剤治療ではできるだけ患者さんの日常生活に負担のかからないように、週1回の日帰り治療を基本にしています。さらに腹腔鏡や子宮鏡手術も取り入れており、患者さんにやさしい医療をこころがけています。また近年20-30歳代に増加している子宮頸癌ですが、初期の方であれば子宮を温存できるように子宮頸部円錐切除術をYAGレーザーにて行っています。 周産期治療ですが、現在分娩は年間350-400件あり約20%を帝王切開しています。妊娠34週以降の早産分娩も当院で可能であるため、他院より母体搬送されてくる症例も年間約10-15件程度あり2次基幹病院としての機能を果たしています。もちろん小児科医との連携も大切であり、随時連絡をとりながら新生児の診療にあたっていただいています。当院での分娩の基本方針は《できるだけ自然なお産を》ですが、予定日を過ぎても陣痛が来ない、母体や胎児に病気があるなど妊娠継続が難しい方には薬を使った分娩誘発や帝王切開を行っております。 さらに外来診療では、体外受精以外の不妊治療や更年期障害でお困りの方に対してできるだけその方に合った方法を選び、漢方などでも対応しています。また月経についてのあらゆるトラブルに対しても、いろいろな治療法を提示させていただき生活状況に見合った治療を探していきたいと考えています。