関節リウマチや全身性エリテマトーデスを始めとした膠原病などを広くリウマチ性疾患と呼びます。関節や筋肉の痛みで気づかれることの多い病気ですが、それにとどまらず皮膚、神経、内臓など様々な部位に障害を来す可能性のある病気です。
このリウマチ性疾患は、確とした原因も治療法もわからない「難病」として捉えられてきました。さらに、リウマチ性疾患は免疫学的要因、遺伝的要因などが絡み合って成り立ってくる疾患ですので、体から完全に排除することができず、その意味で発病すれば一生担っていかなければならないという重みに患者さん方は苦しんできました。しかし幸いなことに最近は治るとはいわないまでも制御可能、すなわちこうした病気によって体と寿命を蝕まれるという恐怖や苦しみから解放される可能性が高まってまいりました。病気を早く見つけて、できるだけ早く治療に入ることができればその可能性は一層高まります。
しかし残念ながら全てを楽観できるわけではありません。思わぬ副作用が立ちはだかることもあります。リウマチ性疾患以外の体の不具合をお持ちの方も多いでしょうし、年を重ねれば体のあちこちに何らかの支障を生じていても不思議ではありません。こうした問題が医学的にベストとされる治療を単純に全ての方に適用することを阻みます。そして、身体全体の評価だけでなく年齢、仕事、妊娠出産や医療費など生活上の様々な課題に至るまで、治療方針を考える上では一つ一つ考慮することが必要でしょう。病名が同じであっても病気はその病気に苦しむ人それぞれのものであって、その数だけ病気があります。それと同じように、治療法も御一人御一人のためのもので、それを上回る数の戦術戦略があるべきです。その方へ現時点で考え得る最高の治療をご相談させていただき、よりよく生きていただくためのささやかなお手伝いができればと願っております。
治療についてのご相談やお悩みの方は、水曜及び金曜午前の膠原病・リウマチ科外来までお問い合わせ下さい。
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